【ハラサワ採用物語】vol.6
―ハラサワ初の大学新卒採用(新卒社員が説明会)―
無事に中途採用社員も入社し、彼らの育成をしながらの次年度新卒採用活動でしたが、前年度同様の(メディアには極力頼らず、学校の就職課に直接訪問し自社の魅力を伝える)手法を用い、この年も2名の大卒女子と専門学校卒業の1名を仲間に迎え入れることができました。例年通り、社内ローテーションで各現場を経験した後、前年の新卒社員が育成に努めます。
その頃仕事も一段落し始めたため、既存の勉強会を一旦終了し新たに『営業強化勉強会』をスタートしました。
それまでハラサワの営業職は、部長である私が様々な業務と兼任していた形でした。ニッチを目指し続けてきたハラサワの商品を説明するには、規格の商品を販売する一般的な営業マンと違って、今まで培ってきたノウハウや実績などに基づく知識を多く要するので、なかなか営業担当が育ちにくい状況だったのです。それならば、まずは既存のお客様にもっと“ハラサワができる事”を知ってもらうべく、勉強会メンバーでハラサワの技術説明会を開催したらどうか?との声が上がりました。
確かに新規開拓の営業をするよりも、既存取引先を深耕した方が手間も掛からず、直ぐに売上に繋がりやすいことは明白です。早速説明会の内容を話し合い、ハラサワにお越し頂いて会社見学の後に開催する『来社型技術説明会』と、忙しい営業職の方の為に、客先に訪問してそちらで会議室などをお借りして開催する『出張型技術説明会』を企画しました。
しかし、ご説明するのはハラサワの限られた製品だけをお取り扱いいただいている方ばかり。そのようなお客様に対し、入社数ヶ月~2年目程度の社員たちが、分かりづらい自社のニッチ製品を、失礼なく雄弁に語れる訳がありません。
そこで営業強化勉強会では、訪問時のマナーや言葉遣いを再度学習した上で原稿を作成し、お客様をお招きする際は社員全員に挨拶や現場説明などの協力を得るなど、万全の体制で臨みました。
結果、『来社型』は計9社、『出張型』は東京・大阪・三重の計4社で開催することができ、大変ご好評を頂きました。そして、説明会の開催により微増ながら売上貢献する結果を生む事ができました。
以上のように、時間をかけて少しずつ進化を続けているハラサワの採用活動。苦労して採用した社員たちを育成・活用しつつ、これからも事業拡大に努めてまいります。
(完)