初出展、産業交流展2009

ハラサワ、展示会出展への挑戦(産業交流展2009)
単なる気まぐれか、あるいは運命か。いつもなら捨ててしまうDM。
ことの始まりは昨年(H21)の6月に、産業交流展2009実行委員会から出展者募集のDMが届いたことでした。これがおおよそ5ヶ月間に渡って行なわれた、大プロジェクトの始まりとなったのです。(DM到着から起算)

専務より出展の提案を受け、早速展示会出展計画に着手したのですが、何分はじめてのこと。何をしたらいいのかまるで見当がつきません。ブースの作りはどうしたらいいのか。何を展示したらいいのか。装飾はどう作ったらいいのか。業者に任せるとしてどこの業者に任せればいいのか。どうやったら人は集まるのか。当日はどんな作業をすればいいのか。
考えれば考えるほどわからなくなり、途方に暮れてしまいました。初めての試みとなる仕事をしていて恐ろしいのは、この暗中模索の状態だと思います。多くがつまづくこの難関も、ハラサワの場合、幸にもお取引先の方々からの様々な協力を得られ、なんとか展示会開催までに様々な準備を行なうことができました。

産業交流展2009

大成功だった展示会
会期中、来場者の反応は非常に良く、通りかかる人の多くがショートムービーに足を止め、展示物について感心を示してくれました。ブースや、会社案内の入ったクリアファイルに刷り込まれた『最短納期0.5時間』のキャッチも好評で、幾人もの人が「これはどういう意味?」と笑顔で訊ねてくれます。あまりの盛況ぶりに、時間帯によっては人手が足りないくらいでした。

ブースのデザインも大好評でした。かなり考え込みましたが、実現してくれた業者さんには本当に感謝しています。会期中、他社のブースに営業に行った際「どうやったらあんなに人が集まるんですか」なんて聞かれてしまったことがありました。
恥ずかしかったですが、自分の仕事の成果を実感できた瞬間でした。

また、会期中非常に嬉しかったのが、お取引先の方々の陣中見舞いです。中には差し入れをしてくれる方や、ブース来場者への応対を手伝って下さった方もおり、涙が出るほどありがたい出来事でした。今回の展示会は様々な方々のご協力と応援があって、はじめて成功できたのだと強く思います。

ブース全体

総来場者数は産業交流展運営事務局の報告では62,774人となっています(再入場者含む)。
国際航空宇宙産業展と中小企業総合展が同時開催され、八都県市合同商談会やメインステージでの講演イベントなど多数のサブコンテンツが盛り込まれており、かなり大規模な展示会でした。

会期中はブース前で技術説明を行なっている段階から、見積りの依頼まで発展する商談も何件かあり、それ以外でも関心が高かったと感じた来場者から、後日のメールフォローで注文の見積りまで話が発展することもしばしば。名刺交換こそしなかったものの、配布された資料より問い合わせを下さる企業も何社かありました。今回の出展、本当に大成功だったと思います。

ブース1  ブース2

ドタバタだった展示会
なんとか成功させられた産業交流展2009。実はかなりのドタバタ劇がありました。
依頼した印刷物が、業者の設備の故障で印刷できないとか、ブースで上映したショートムービーも、上手く映せないとか。ハプニング続きで連日徹夜だったのが本当の話です。今では笑い話ですが、何度もくじけそうになりました。乗り切れてよかったです。「最初だから完璧に上手くはいかない」とは理解していますが、次に出展を計画した時はもっと上手くやってやりたいものです。