中小企業総合展2010成果報告
●中小企業総合展への出展
昨年大成功を収めた展示会出展。ハラサワでは今年度も同等の成果を期待して産業交流展2010への出展を考えていました。しかし、昨年の盛況ぶりからか、出展の申し込みが殺到して出展案内の到着から幾日もしない内にキャンセル待ちの状態に。今年度の展示会出展は滑り出しから波乱の様相となりました。
結局、出展企業が決定される期日が過ぎても最後まで産業交流展への出展が許可されることはなく、 ハラサワは保険として申し込んでおいた中小企業総合展2010へかわりに出展することに。これが今年度の出展が中小企業総合展2010になった直接の理由です。
●昨年以上に力を入れた企画
昨年出展した産業交流展2009の来場者数は62,774名。対して中小企業総合展の昨年度の来場者数は46,437名。会場全体への来場者数が少ないことが予想される今年度の展示会出展では、昨年と同じことをしても成果が上げられないことがわかりきっていました。
そこで、ハラサワはコストの増加を覚悟の上で、展示会に使用される各ツールを大幅に強化。ツールの効果を3段階【①周知②誘引③記憶の刷り込み】に分け、少しでも成果を上げられるよう努力したのです。
●突飛なツール達
今年度のハラサワの出展ブースは昨年以上に奇をてらったデザインとなりました。また、「板巻き甲冑」なるツールも常識を疑われるレベルに突飛なものです。しかし、それも全ては来場者へのPR効果を狙ってのものでした。
通常、角位置のブースに対して中位置のブースのPR効果は35%減というのがイベント業界の常識だそうです。これを覆すには尋常な方法ではダメなのです。この他、配布資料や手提げ袋、展示会専用ブルゾンの作成など意匠の限りを尽くしました。
●成果
展示会出展の効果予測を行なった時、成果が前年の半数以下となるという結果がでました。しかしながら実際の成果は前年比で8%増。素晴らしい成果だったといえます。
展示会出展の直前に社長が逝去され、社内の主力メンバーが根こそぎ欠けた状態で成し遂げたこの成果は前年よりも特別な意味があるでしょう。
非常に厳しい状況において、そんな中でも前年よりも多くの成果を上げられたのは計画と運営に当たった若手メンバーの功労によるもの。彼らのますますの成長と更なる活躍を大きく期待します。