【ハラサワ採用物語】vol.5

―ハラサワ初の大学新卒採用(大卒社員の育成)―

入社したのは技術系大学卒業の男子学生と英文科卒業の女子学生、二人共とても素直で周りの皆も安心しました。

男子社員は、ベテラン社員の指導の下、先ず現場での生産業務に従事させました。技術系大卒とは言え、現場の状況を知らなければ他の作業者に意見を聞き入れてもらえる訳もなく、知識があっても何もできなくなってしまうからです。丁度その頃特定の自動車部品を大量に受注したため、自分で考えて行動してもらうよう「担当」としてその製品のみに携わらせた結果、何カ月か経つ頃には品質・加工スピード共に他の作業者とほとんど変わらない程になり、材料発注や納期管理、加工手配など生産管理業務まで任せられる人材になりました。

女子社員は、事務の仕事をやはりベテラン社員がマンツーマンで教え、電話応対から荷物出荷や売り上げに伴う伝票の起票、そして月末には請求書や支払い明細書、精算表を発行し、翌月からはある程度一人で事務仕事が出来るほどに成長しました。

仕事にも慣れてきた頃、勉強会に参加させるべく、通常行われていた勉強会を一度解体して新たな勉強会を複数開始しました。ベテラン社員も参加し、全社を挙げての勉強会へと発展していきます。あるプロジェクトでは、ホームページのリニューアル、別のプロジェクトでは作業手順書の作成などを推進し、新入社員の二人は勉強会で中核をなすくらい成長していきました。

それでも仕事の忙しさは続き、現場作業を抱えている先輩社員達は現業で忙しいため、新入社員を交えた若手社員で中途採用のプロジェクトを推進することになりました。職安への提出書類の作成、会社説明会参加者の電話受け付けから資料の準備、会場の設営、更には自分たちが半年間で経験した業務を説明会参加者の前で話すという大役もしっかりと遂行してくれ、結果的には新たに二人の仲間を増やすことに成功しました。

(以下次号)

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