ハラサワの百聞は一見にしかず!
ハラサワの百聞は一見にしかず ~ロール編~
弊社の加工の代表となるのが、板を巻いて溶接する=【板巻き】ですがどういった技術なのか耳で聞くだけでは想像しがたいところがあります。一般的なロールフォーミング(連続造管)とは全く違った生産方式なため実際に見学に来てくださったお客様には驚かれることもしばしば…
ここでは口では説明しがたい弊社技術をご紹介していきたいと思います。
ロール加工 横からの断面図 |
このようにスチールロールとウレタン ロールの2軸で巻いています。 |
下の軸にはウレタン(※正式にはエラストマーと呼ばれる素材で弊社ではウレタンと呼んでいます)というゴムのような素材でカバーしています。(2軸ともウレタンロールしているものもあります。)
上記写真のようにウレタンロールと芯金(スチールロール)を使用し、板を一回転で丸めます。ウレタンには外力を除くとただちに元の形に戻るという高弾性質があり、スチールロールとウレタンロールの間に圧力がかかることによりウレタンロールにたわみ(へこみ)ができ、そこを板が通ることによって丸くなります。さらにウレタンロールが回転することにより連続した丸(真円)が形成されます。ウレタンでガードされているため製品に傷がつかずロールすることができます。
簡単そうに見えますが、板厚や材質、製造ロットによって硬度も異なりますので、さまざまな芯金の選択・調整が必要です。意外とコツのいる弊社の特殊技術の一つです。
次回は~溶接編~です。お楽しみに。